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『ガリレイやケプラーの前史として占星術の歴史??この本を理科系の読者に推薦する。』
 この本は、占星術の歴史を、著者の専門である文化交流史と言ふ視点から語った本である。しかし、同時に、この本は、天文学と占星術が不可分であった古代において、例えば曜日と言った概念がどの様に生まれ、伝播したかを語ることによって、人類が、近代科学の誕生に先立って、いかに天体と宇宙に関する認識を深めて来たかを語った、科学史の好著と成って居る。
 近代物理学は、天文学と一体化する事によって、生まれた。ヨーロッパ人が、天体を地上のボールと同一の物と見なせる事に気が付いた時、近代物理学は誕生した。この事を語った科学史の本は、少なくない。しかし、その物理学と天文学が一体化するまでの、近代科学の前史としての、天文学の歴史を語った本は、実は、多くない。
 その点で、この本は、極めて貴重である。この本は、例えば、バビロニアで成立した星占いの十二宮が、惑星の位置を把握する上で、宇宙の座標化の基礎を確立した事や、一週間の曜日と言ふ概念が、惑星の配列に関する古代の宇宙観と関係して居た事などを、実に分かり易い言葉で語って居るからである。多くの科学史書が、近代科学の出発点として語る「天動説」と「地動説」の対決には、この様な、古代天文学の長い前史が有ったのである。
 そして、そうした古代天文学が、異文明間で交流し合ひ、それぞれの文化、宗教の中で発展、個性化して行った歴史についてのこの本の記述は、読む者に知的興奮を与えずに居ない。
 素晴らしい本である。文化交流史の本としてのみでなく、科学史の本として、この本が、理科系の読者に読まれる事を期待する。

(西岡昌紀・内科医)


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